4、「働くみんなのアンケート」では、32名の従業員が協力してくれました。労働条件の改善では大多数
の従業員が賃金の大幅引上げを上げています。続いて雇用延長と労働時間短縮など、働きがいのある人間らしい仕事、ILO(国際労働機関)がディセント・ワークとして世界に求めている基本的な権利が職場要求としても強く出されています。アンケートの賃上げ要求を平均すれば3万円強となります。
かなり苦しい・やや苦しいの項目に87%の従業員が答え、年収減では59%と生活面での苦しさが顕著になっています。また、政府に対する要望では、「景気対策・中小企業振興」や「医療、介護・福祉」、「年金」など、景気と社会保障の解決が一番多く望まれています。
2、13春闘をめぐる闘いの展望
(1)労働運動の現状と展望
1、原発再稼働反対・原発ゼロを求める国民の自発的活動は、消費税増税ストップやTPP参加阻止、オス
プレイ配備反対などの運動にも波及し、財界とアメリカそれに追随する政治勢力に衝撃を与えています。
2、一方、日本の労働運動は、高揚する国民運動に呼応する大運動を展開できない弱点を抱えています。そ
の原因は、戦後最長という「平成景気」後の2008年のリーマンショック以降も莫大な利益を上げ続けて
いる大企業に賃上げ要求も掲げず、政権与党の一員として消費税増税を求め原発ゼロには口を閉ざす大企業
労働組合「連合」の姿勢があります。
福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合
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